東北の名店も復活! 東北グルメが一堂に集まる「復興屋台村」に急げ!!

  1. ハウツー
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「復興屋台村」という言葉をご存じだろうか。2011年の大震災によって被害を受けた飲食店経営者らが中心となり、被災地の随所で営んでいる仮設店舗の飲食店街のことだ。

大震災では数多くの名店が津波に流されてしまった。その悲しみを乗り越え東北に元気を取り戻すためにも、どの屋台村も極上の味を用意している。もちろん被災地域以外、全国各地からの来客を心待ちにしている。

おいしい味と優しさが詰まった場所

復興屋台村にもいろいろな規模やタイプがある。最初に訪れたのは、岩手県の大槌町(おおつちちょう)にある「きらり福幸商店街」。被災した小学校の校庭を利用して2011年12月からスタートした。

こちらの屋台村には約40店舗が軒を連ねており、確かに「商店街」との呼び名の方がしっくりくる。しかも、飲食店だけでなくスーパー、理美容室、レンタルビデオ店、鮮魚店、居酒屋、スナックなどなどあらゆる種類の店舗が集まっている。この商店街で仮設店舗を出店したことで、その味が再評価され、品切れ状態が続いているスイーツの店もある。

人気のラーメン店「めん八喜」で冷麺とチャーハンのセットを完食後、隣にある居酒屋「七福」でモツ煮を食べることに。正統派の盛岡冷麺、コクのあるモツ煮、どれもおいし過ぎる。七福でモツ煮をむさぼっていると、先ほど冷麺を食べた八喜のお母さんに「これ、アンタ食べ過ぎでしょ」と注意される。どの店の人たちも明るく迎えてくれるのがうれしい。

復興屋台村で誕生した味もある

次に向かったのは、岩手県釜石市の「釜石はまゆり商店街」。JR釜石駅から程近い鈴子公園内に設けられた屋台村だ。長年釜石の製鉄労働者や漁業者に愛されてきた「呑んべ兵衛横丁」を中心に、様々なジャンルの店が約40店舗集まる、三陸最大級の飲食店街である。

公園の敷地内にあるので、食後やはしご酒の合間に気軽にあちこち腰かけられるのもいい。筆者のおすすめは、居酒屋「味処 海舟」。若き日に北陸で腕を磨いたマスターが、魚介を中心に釜石の素材を使った見事な味を提供してくれる店だ。

その海舟の隣にある「キッチン・コリンズ」の主人は、被災前、精肉店を営んでいた。知り尽くした肉を料理し、提供する店に転身したのだ。味もボリュームも最高なステーキやハンバーグが大人気で、開店から閉店まで客足が途絶えないこともしばしばだ。復興屋台村から誕生した味が人々を魅了しているのである。

気後れせずに足を運んでみよう

規模の大小にかかわらず、どの復興屋台村も独自のアイデアを打ち出しながら集客を図っている。釜石の南、約20店舗が集まる岩手県大船渡市の「大船渡屋台村」は、先に紹介した2つの商店街より小規模。まさしく屋台村という呼び名がしっくりくる、昔ながらの長屋風だ。

こちらの屋台村の特徴は、昼夜営業ゾーンと夜営業ゾーンの5棟が連なっており、昼も夜も楽しむことができること。また、屋台村内にしつらえられたイベントスペースでは、趣向を凝らしたイベントが頻繁に開催されている。

お隣の宮城県は気仙沼にある「気仙沼横丁」にも、物販店を含む約20店が出店している。ここに出展するためには、使用する食材は気仙沼および近郊に限定して、メニューには必ず気仙沼にちなんだものを入れなくてはならない。つまりお客にも店にも、気仙沼のすばらしさを再認識してもらえるような工夫が盛り込まれているのだ。

復興屋台村は営業期間のリミットが決められているところも多い。それぞれの街、各店が復興した時には消える運命にあるので、行くなら今だ。

今回は紹介できていないものも含めて7カ所の復興屋台村を取材させていただいたが、例外なくどこの屋台村も「被災地以外からの来客大歓迎」だった。東北極上の味を求める人は、迷わず復興屋台村へ行こう。

日本各地の観光地から珍名所などを見つけて訪問中。
楽しい場所が大好きな人です。

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